たk1めーる
※2007年01月29日158号

なぜ雇用にこだわる?

”朝まで生テレビ”で【格差拡大!雇用崩壊!アナタは生き残れるか?】をやっていました。
こんどの国会も”雇用”や”格差”がテーマになるようです。
”格差”によって”雇用”の不均等があるのか? ”雇用”の不均等で”格差”が生まれるのか?
ニワトリが先か?タマゴが先か?、この二つの相関関係を論じたいようですが
私はまったく違った考えです。

格差社会が問題になっていますが、我が国には生まれながらによる”絶対的格差”は基本的にないはずです。
給食費も払えない世帯が○万にも達したと言いますが、
本当になにもかも払えずにいるのでしょうか?
恥ずかしい話ですが、我が家もマンションの管理費や積立金を滞納した時期が数年続きました。(^_^;)

雇用問題ですが
なぜ”雇用”にこだわるのでしょうか?
なぜ”稼ぐ”にならないのでしょうか?
どこかに雇われてリスクのないお安定した”給料”をもらいたいということのようです。
それも”正規社員”になることがのぞまれて”非正規社員”とは不公平で格差が生じると
いうような事を”朝生”で延々と議論をしていました。

しかし企業が正規社員と非正規社員とに格差をつけているのには理由があるはずです。
企業は収益を上げるため…投資家に利益を還元するために…従業員を雇用しているともいえます。
企業が利益をドガエシしても従業員の雇用を優先するという事はないと思ったほうがよいのです。
企業を守るためには従業員のリストラをしたのは誰でも知っているはずです。
その結果多くの大企業が業績を回復したのではないでしょうか?

それなのに”格差問題”と”雇用”を結びつけ延々と議論を続けて結果が出るというのでしょうか?
正規社員として雇用されても、なんらかの形で格差はつけられるものです。
正規社員なら自分の意思とは違うイヤな仕事や転勤が命じられることもあるでしょう。
そして、いつかは定年やリストラといった自分の意思とは関係ないかたちで解雇されるのです。

どうも今の日本人には『働く=雇用』という方程式があるようですが
我が国がサラリーマン社会になったのはココ数十年の話です。

イジメや家庭崩壊で【3丁目の夕日】を懐かしむ声がありますが、
あの時代はまだサラリーマン時代に突入する前のお話です。
それから【植木等の無責任男】スーダラ節の大?サラリーマン時代が登場し高度成長を続けるわけですが、
そんな時代はバブル崩壊でとっくに終わっているのではないでしょうか。

これからの時代は”個人”として、自己責任で好きな事をして、ほどほどに稼ぎながら、
社会や環境に貢献しながら楽しい人生を送る…という事です(^_^)

それは、けして夢ではないことは【ココ】でも【ブログ】でも書いてきました。