,、たk1めーる

 

2011年10月03日 第402号

永田紙工所

 

 

 

 

 

「○月○日に○○があるのだけどKENも行かれます?」 
ユキはこんな質問を私によくします。
私はその内容を一応聞くのですが多くはユキ自身もヨク分っていない場合が多いのです。(^_^;)

ようするにユキは直感で「行ってみたいな」と思っているだけなのですが、
私によっぽどの用事でも無い限りは逆らわずに一緒に行くことにしています。

 

ようするに二人とも良く判らない状況のまま出かけるわけですが、

不思議な事に、これまで大きな゛ハズレ゛はありません。

1日(土)に出かけた相模原の大豆作りは3年目になりますが、これも、そんなきっかけから… @ A B

来週の8・9・10の飯山(長野県)での稲刈りも、何も分らず参加して丸4年が経過しました(^_^;)

そして29日(木)、ユキが「レコードのオークションがあって…行ってみます」 とまたわけの判らない誘いがあったので

もちろん今回もよく判らないまま行ってみる事にしました。
場所は墨田区石原という事で、なにしろモモさんの【本所ひとノま】のスグそばだというのです。

モモさんとの付き合いもなんだか良く判らないけど、とても楽しいので付き合いが深まっています。
今回のレコード・オークションの呼びかけも、モモさんのとこで知り合った大学生のソウイチロウ君の呼びかけのようでが
我が家にはとっくにレコードプレーヤーはありませんし、どんなジャンルのレコードがあるにかも何も判らないのです(^_^;)


たしかにモモさん【本所ひとノま】のスグ近くに目的地である永田紙工所がありました。

入り口は古びた昔ながらの木の引き戸で鍵が掛かっていて中に入れません、
インターフォンで呼び出すとソウイチロウ君が出てきたので一安心、
階段を下りてこっちにやってくる音が微かに聞こえ引き戸を開けてもらうと

そこは、フーテンの寅さんに出てくるタコ社長の町工場といった風情です。(^_^;) @ A

靴を脱いで2階に上がる階段は、これも昔懐かしい学生の下宿屋という風情ですが、

そこにはソウイチロウ君と同居人の芸大の大学院生ナガツ君、現役芸大生・モリ君

それに今回レコードを持ってきたこの日の主役で年配の深川さんの3名が紹介されました。

年配と言っても私より15歳も若い深川さんですが、3人の学生と比べればグッと年配というだけで

最初から世代を超えた、フランクな付き合いが出来る空気があって、私もユキもスグに馴染んでしまいました。@ A B C D  


この紙工所の2階にある昔風に言うと【下宿家】ですが今風に少し改造された【シェア・ハウス】 。
会場となっているのはリビング・キッチンの共有部分という事のようです。

そしてココに集まる人たちが何か面白い事が出来ないかといろいろ模索しているようなのです。

そして今回の企画も深川さんが彼らにパイオニアの大きなスピーカーを譲り、レコードもいらなくなったという事で

彼らが企画した、とても゛ゆるい゛レコード・オークションだったという事のようで
ユキの直感が今回も当たって、楽しい若い人たちとの交友がこれからも深まっていきそうです。

 

レコードも深川さんの年齢より私の年齢に近いものが多く、とても懐かしいものばかり…

なかでもプレスリーの監獄ロックやブルースエードシューズなど初期のロックンロールの入ったLPは
とても欲しくなってしまいましたが、とりあえず取っておいてもらう事にしました。

それにしても、久々に聞くレコードと大きなスピーカーから聞こえる柔らかく膨らみのある音響と

微かなノイズもとても懐かしくなってきました。

 

ビールが足りないので近くのコンビニまで買いにいくと、なんとモモさんと鉢合わせしました。

モモさんも今年恵比寿からココに移り住み、若い学生やアーチストも、この墨田区一帯に住みはじめているようです。

庶民的な人との繋がりや、古いレコードを初め多くの古いものの中から新しい価値観を見いだしていく

人たちが増えていくようで、とても楽しみです。

これからもユキの直感に身を任せ、世代を超えて交友を深めていくことになりそうです(^_^;)