,、たk1めーる
※2010年07月12日338号

蛍の宿(飯山にて)

飯山での田植えから1ヶ月半
これも恒例の”草取り&蛍鑑賞”の日がやってきました。

稲作といえば”田植え”と”稲刈り”がメジャーですが、
その間にやらなければならない”草取り”は地味ではありますが
無農薬での稲作ではとても重要な仕事といえます。

この飯山での稲作の会の名称は「蛍の宿を守る会」
農薬などはいっさい使わない田んぼで”蛍の宿を守ろう”というのが、
この会の本来の趣旨ですから、”田植え”や”稲刈り”より
この蛍鑑賞が、ほんとうに蛍の宿は守られているのか?を確認する
重要なイベントともいえるのです(^_^;)

そんなわけで”草取り”は今年も粛々と行われ、
それなりに水まみれ、ドロまみれ、ヘトヘトになり、
@ A B C

そして小山会長のお嬢さんサッちゃんの大好評ドーナッツは
今回はちょっと趣向を変えてのブルーベリーとバナナの2種類のマフィンでしたが、これも大好評!
@ A B
そうそう今回はサッちゃんのご主人清野さんのお父さんも初参加
いろいろとご一緒できて親しくさせて頂きました。

草取りの後は湯滝温泉の露天風呂
その後のイッパイがこれまた楽しみなのですが、
今回は”森の家”の庭地でのバーベキューということで、
我が家としては2週連続のバーベキューという事ですが、これもとても楽しいひとときでした。
@ A B C D E

そして!本日のメイン・イベント!我らの田んぼでの蛍鑑賞会です。
今年は蛍が、今のところポチポチと出だしたということで、
あまり期待はしないほうがよいという雰囲気です。

これまでのホタル鑑賞は温泉で汗を流し、宴会場からマイクロバスでホタルの田んぼに
行ったのですが、今回は”森の家”でのバーベキューですから
いつもの農作業に行くルートで、歩いて行かなければなりません。

しかし、昼間と違い漆黒の闇。
グループを3つに分けて、
先頭と最後尾に懐中電灯を持ったスタッフが足元を照らしながらの進行ですが、
その途中でホタルがほのかな光がスーと横切るの見つけると歓声が上ります。
せせらぎの中に2・3個の灯りが見えてきます。
ほんとうにポチポチという感じですが、目をこらすとアチコチに小さな灯りが見えて
闇の中のアチコチから歓声があがります。

カエルの合唱が聞こえると思ったら我らの田んぼです。
畦道を歩いていくと、カエルの合唱がひときわ大きくなり響きます。
すると田んぼの上をスースーと数匹のホタルが飛んだと思うと
田んぼの中にホタルの光りのかたまりが見えてくるではありませんか。
クリスマスのイルミネーションのような華やかな光りではありません。
漆黒の闇だからこそ、ほのかな灯りでもこれほどまでに見えるのかも知れません。
でも、ほんとうにたくさんのホタルが、我らの田んぼ「蛍の宿」を文字どうり宿にしているようで感動です。
漆黒の闇だと思っていたら誰かが「わー星がきれいだ!」と叫びました。
これまで雲で覆われていた空に星が輝いています!
そしてホタルも!カエルの合唱も!最高潮のハーモニーを奏でるのです。

気が付けばツデジカメで写真を撮りまくる私ですが…
ここで使える写真は1枚もありませんでした(^_^;)
写真を撮っていないわけではありません、このホタル鑑賞会も3回目、
今回はどうにか1枚ぐらいはと思い、いろいろ工夫はしたので少しは写っていても
淡いほのかな灯りのかたまりや、満天の星空や、カエルの合唱や、…
それらがなければほんとうの感動は見えてきません。
ほんとうに”美しいもの”や”大切なもの”は”写すことは出来ないから価値があるのでしょう。

感動のホタル鑑賞のあと、森の家のロビーで、いつもの仲間たちと夜おそくまで談笑に花が咲きました。
最後まで残ったのは、清野夫妻・ハギワラさん・ヒロコと森の家のスタッフで宿直の林さんと私。
また東京OFF会を8月に開催しよう!と大いにもり上ったのです!
@ A B C D E F G